単身世帯化の日本経済への影響
みずほ、「単身世帯化がFIRE願望と結びつくと、人手不足が深刻化しインフレ圧力に」🙄https://t.co/Pm5eP0eFDZ pic.twitter.com/uF3194H2Rx
— 24万株 (@24_9424) 2024年8月31日
単身世帯の増加には、非婚化と単身高齢者(死別・離別)の増加という2つの要因があります。
独身でも親と同居(いわゆる子ども部屋おじさん・おばさん)する人もいるので、独身者に絞った方が良かったんじゃないかと思わないでもないです。
FIREについては、独身者の方がしやすいのは事実であり、独身者が増えてそれに合わせてFIRE希望者が増えれば、社会への影響があると考えるのはわかります。
FIRE希望者が増えれば人手不足でインフレになるのか?
単身者が増え、そこにFIRE願望と結びつくと労働者が減るため人手不足になり、それがインフレに結びつくというのが主旨です。
労働市場に影響を及ぼすほど実際にFIREをする人の割合は多くないと思いますし、労働人口だけでインフレになるなら、日本はもっとインフレになってるはずでしょう。
定年退職などで労働はリタイアするけど、消費者ではあり続ける高齢者が増え続けている日本なんですし。
それよりも、FIRE希望者が資産を構築するために節約をするとか、FIRE後も無駄遣いをしない生活をすると考えると、それはデフレ圧力です。
定年退職者のように、定年後から生活費を減らのではなく、FIREをするために生活費を減らすというデフレ要因を無視しすぎかと。
これにはFIREを目指しながら、結局FIREをしない人も含みますから。
仮にインフレが進むととしても、それでFIREを躊躇・先延ばす人が増えるので、どこからバランスされそう。
そもそも社会に影響を及ぼすほどFIREする人は増えない、が本当のオチかな。
子ども部屋おじさんの方がFIREしやすい
また、このレポートでは単身世帯化に注目していますが、親と同居する子ども部屋おじさん・おばさんの方が貯蓄をしやすく、FIREもしやすいです。
両親とも亡くなって、遺産相続のおかげでFIREなんてケースもありえますし、親の介護のために早期退職に踏み切るというケースもあるでしょう。
最初から「単身世帯化」ではなく「非婚化」を軸で良かったんじゃないか、と思うレポートでした。