90万人のデータを分析した「幸せの方程式」
現代日本で幸せに生きるにはどうすればいいのか。麗澤大学工学部教授の宗健さんは「『いい部屋ネット 街の住みここちランキング』の2019年から2024年の6年分の回答者、約90万名の個票データから男女の年齢別の主観的幸福度を集計した。その結果、中年の未婚男性の幸福度が非常に低いことがわかった」という――。
「男女の年齢別の主観的幸福度」では、未婚者と既婚者で顕著な差が出ていますね。特に男性ではその差が大きい。
ただし、これは同じ年収帯の人で比較したのではないと思われますから、経済力が低くてい結婚できない未婚者が多いと予想されます。
つまり、この差は年収(経済力)の差が出ているグラフとも言えるわけで、単純に結婚しているかどうかの差を表しているわけではないはずです。
同じ年収帯の人だけのデータを見てみたいものですね。
未婚者が幸福度を上げるには「お金」か
幸福度を上げる・下げる要素では、年収や資産は大きくはないものの当然プラス要素となっています。
そして既婚者のプラスよりも未婚者のプラスの方が大きな数字になっているのが注目点です。
未婚者にとってお金が将来も含めて安心材料になるからでしょうかね。健康でも未婚者はプラス要素が大きい。
逆に「下流だと思う」と大きなマイナスなので、未婚者にとってお金と健康がやはり大事だとわかります。
友人関係などの家族以外の人間関係に関する要素の影響度が気になります。
未婚男性は40代から50代が不幸のどん底
幸福度は中年期に落ち込んでそこからまた上がっていくのは、「エイジングパラドックス」と呼ばれるもので、世界的に見られる減少です。
内閣府は「日本はこれにあてはまらない」と言っていたのに、今回の記事では既婚者に限ればあてはまっていて意外な結果でした。
未婚男性は大きく落ち込んで戻りきっていないので、悲しい気持ちになりますが…
50代未婚男性である私は、今が不幸のどん底だとして、これから上がっていくのかなぁ?
この先どうなるかわかりませんが、引き続きお金と健康には気をつけたいと思います。