円高で新NISAのオルカン積み立てはマイナスに
オルカンやS&P500など為替の影響を受ける投資信託は、このところの円高で新NISA開始から積み立て投資を始めた分は、マイナス圏内に突入しているようです。
この先、米国で利下げが進行すれば、さらに円高が進み、米国株は騰ったとしても円高の影響でプラスにならず、しばらくマイナス圏内で推移するかもしれません。
そうなったら新NISAで投資を開始した人には試練が続きそうです。
新NISAに退職金を突っ込んだ「にわか投資家」の末路
そんな状況ですから、「新NISAで投資を始めて痛い思いをした」エピソードがこれからたくさん出てきそうですね。
こちらの記事は、「新NISAは最短で枠を埋めるのがベスト」だと聞いて退職金を枠いっぱい突っ込み、8月の急落で狼狽売りをしてしまった人のエピソードです。
狼狽売りの後、買い戻そうとしてもNISAの枠復活は来年まで待たなければならず、「落とし穴」にはまったという展開ですが…
仮にすぐに買い戻せたとすると、9月に入ってからの円高でマイナスになり、また不安に苛まれていたことでしょう。
「落とし穴」ではなく、狼狽買いをせずに済んだ「安全弁」だったと言えます。
2024年始めに成長投資枠でS&P500の投信をまとめて買っていたなら、8月の下落時点でもまだプラスであり、利益確定できたはず。
幸運にも勉強代を支払うことなく、自分は投資に向いてないと気づけて良かったのではないかと。
さらに「住宅ローンがあと10年残ってる」のであれば、先にそっちを繰り上げ返済すべきだし。
金融資産だけでなく総合的な「人生の資産」を
「お金が減る」ことに対して敏感な人は、投資から離れた方がいいですね。
他人に煽られた「お金の不安」からあたふたして失敗して、さらに不安に陥ってしまっては元も子もないですから。
それよりも記事にあるような、総合的な「人生の資産」を大事にした方が幸せになれるでしょう。
それでもお金の不安はついて回るものですけどね…