定年後、死ぬまで働き続ける未婚男性
50歳で未婚の男性(いわゆる生涯未婚男性)は、老後のための貯金が少ないから死ぬまで働き続ける必要がある、という話かと一瞬思ってしまいました。
もちろん「できるだけ長く働き続けたい」と回答した人の多くは経済的な問題を理由にしています。
一方、「人と接していたいため」働くという男性は、女性に較べて少ない。
定年後、交流のある友人がたくさんいるからそう答えているのならいいけれど、男性は人間関係が希薄であるから、定年後は孤立する懸念があるとしています。
未婚者の中には孤独な方が生きやすい人もいるので、単純化するのは危険ですけど。
ただ孤独死対策を考えると、働いて社会と関わっていた方がいいのは事実でしょう。
職場で孤立する可能性もある
働くことで孤独・孤立対策になるケースもあれば、逆に職場で孤立するケースも起こり得ます。
定年退職まで長く働いてきた職場であればそうはならないでしょうけど、今までの肩書が活かされない職場だとプライドに傷がついたり。
やはり人間関係は職場以外にも持っておく方がいいというのが私の結論です。
依存先は複数持っておく方が、冗長性あっていいので。
孤独感から「FIRE卒業」した人を見ると
この記事が決して絵空事とは思えないのは、FIREして一度は自由で気楽な生活を満喫しながらも、孤独感から「FIRE卒業」する人が一定数いるからです。
定年退職後は完全リタイアして自由で気楽な老後生活を、と目論んでいる人にとっても、これも他山の石として参考にすべきでしょう。
その働き方については自由度は高まるし、突然辞めても・クビになってもすぐに困ることはないという安心感はあります。
50歳男性で未婚の割合はもう3割に近づいている中、10年後・15年後に高齢未婚男性の居場所となる職場やコミュニティがどれだけあるのかわかりませんが…