お金に関する意識・実態調査2024
ハルメク 生きかた上手研究所による「お金に関する意識・実態調査2024」の結果です。
20~79歳の男女を対象にしたWebアンケートなので、ハルメク読者のみというくくりではないと思われます。
世帯の金融資産を聞いた質問では、60代の男性が最も多く平均2388万円。60代女性も平均2138万円で、これは退職金をもらった人が多いのが理由の一つでしょうね。
その内訳を見ると…
しかし、平均値で「老後2000万円問題をクリアしている人が多い」と考えるのは危険です。
中央値がどうなっているのか気になるところですが、こちらには内訳がありました。
60代男性の25%は金融資産500万円未満。それ以上に多い回答は「分からない/答えたくない」の38%という結果です。
「分からない/答えたくない」と回答した人は、金融資産がゼロに近い人が多いとするなら、60代男性の世帯金融資産の中央値は500万円未満と見られます。
70代でも金融資産が減ってない人が多数
一方、3年前と比べた金融資産の変化については、70代でも6割が「増えた」か「変わらない」という結果。
老後の家計は毎月赤字で貯金を取り崩して生活するから老後資金2000万円必要だ、というイメージとはちょっと違うのがわかります。
もちろん金融資産が少ない人の中には、働き続けているから変わってないケースもあると思われますが。
70代でも4割超が投資をしているが…
現在投資をしているの人は全体で41%、70代でも男女ともに4割を超えていることに驚きです。新NISAで始めた人も多いのかもしれませんね。
ただ70代女性の3割は「額を減らしたい」「やめたい、売却したい」と回答していて、投資が性に合わなかった人が多かったのかも。
お金の心配ばかりで老後を過ごすのもつらいですが、投資して市場の値動きを心配してばかりでもつらいですからねぇ。
銀行から猛烈に勧誘されてしょうがなく投資した…というケースでなければいいんですけど…