「友達いないおじさん」問題はこれで解決?
高齢者の孤立・孤独の問題は、日本だけではなく海外でもクローズアップされている。生活がすさみ、健康を害する大きなリスク要因でもあるためだ。
とりわけ日本の男性はコミュニティー作りが苦手との指摘がかねてあり、「定年後の友達いないおじさん」問題がたびたび取り沙汰されている。
男性でも友達作りが上手い人はいるし、女性でも下手な人はいるでしょうけど、全体的には男性の方が苦手で孤立・孤独になる人が多いのは間違いありません。
働いている間(会社という組織に所属している間)は孤立しにくいので大丈夫だけど、定年後にそれが顕在化。
それが「定年後の友達いないおじさん」問題と言われる理由でしょうね。
定年後だからもうおじいさんじゃないのか、という気もしないでもないですが。
仲良しグループの事例はその通りなんだけど
記事では仲良しグループの事例を挙げて、「年の差があってもタメ口OK」「昔の肩書は出さない」「上から目線や人の話を聞かない人はダメ」などが語られています。
いやもうその通りなんでしょうけど、それをやめられないから「友達いないおじさん」になってる人がいて問題なのでは。
そういう人がそれを辞めるにはどうすればいいのか、については語られていません。
若い頃から年齢が上か下か・立場(肩書)が上か下かの世界でずっと生きてきた人が、その価値観をがらっと転換するのは難しいと思います。
「友達いないおじさん」問題は今後もクローズアップされる
ちなみに友達が一人もいない割合は、ある調査では50代・60代の男性では4割弱、70代以上の男性では5割超という結果になっています。
「友達が一人もいない=孤立・孤独」と決めつけるのはよくありませんが、女性と較べて男性の友達いない率が高いのは事実。
「中高年男性の友達いない問題」が注目を集めたこともありましたし、「友達いないおじさん」問題は今後もクローズアップされるのでしょうね。