FIREのために資産運用を始める人の注意点
大人世代の資産運用増加を背景に、FIREを目指す際の注意点を紹介。専門家によると、知識不足のまま退職したり、生活費を見誤ったり、FIRE自体が目的化してしまうことが失敗例として挙げられる。対策としては、資産運用の基礎を学び、ライフプランニングを行い、FIRE後の目的を明確にすることが重要となる。
タイトルが『FIREするために資産運用を始める人が失敗しがちな3つのポイント』なので、FIREしたいと思い立ち、資産運用を本格的に始めるぞ、という人が資産運用において失敗しがちなポイントについて書かれているのかな、と最初は思いました。
具体的には「レバナスでFIRE」のように、FIREを早くしたいと焦ってハイリスク・ハイリターンの投資をしてしまう、などを想定しました。
「元本保証なら」と投資詐欺に騙されるのも怖いですね。
先のことを考えず退職して失敗
しかし実際は「資産運用に関する知識がないまま退職」や「十分な見通しが立っていないのに退職」とか、FIREが可能なほど資金がある状態での話になっていて、ちょっと理解に苦しみました。
FIREをしたい意識が芽生え、これから資産運用を始めるぞ!という段階の話ではなかった…
これならば「ある程度貯金があり、最近FIREの存在を知った人がいきなり退職しちゃって失敗しがちなこと」じゃないかな。
実際にFIREするまでには時間がある
FIREに向けた資産運用を始めてから実際にFIREするまでには時間があるわけで、その間に相場の騰落を経験して学ぶことはたくさんあるし、FIRE後にどう生きるかを考える時間もあります。
NISAや新NISAをきっかけに投資を開始した人は、まだそれほど投資金額は多くないはずですし。
FIREに向けた資産運用自体はしつつ、FIREを目的化せずにFIRE後の生き方を考えておくのがいいでしょう。
仮に自分はFIREには向かないと思ったとしても、資産は老後資金として活用できるし、自分のために使ってもいいわけで。
(転職などで)仕事が楽しくなってFIREしたい気持ちが薄れたなら、それはそれでいい。
仕事のストレスから、早く仕事を辞めたい意識がどんどん増していくかもしれませんが…