政府効率化省のトップにイーロン・マスク氏を起用
トランプ次期米大統領は１２日、行政の効率化と歳出削減を図る新組織「政府効率化省」トップに実業家のイーロン・マスク氏を起用すると発表した。声明で「政府の官僚主義を打破し、過度な規制を減らし、無駄な歳出を削減し、連邦政府機関を再編する」と説明。政府の行政管理予算局（ＯＭＢ）と連携し、政府外から助言や指導を行うという。
日本でも行政を効率化し（無駄遣いを減らし）、歳出削減や新たな政策のための財源確保をしようとする動きはありました。
日本よりもずっと効率化（デジタル化）が進んでいそうなアメリカでも、「政府効率化省」を作るんですねぇ。
これが日本なら、官僚が協力しない（特にすぐに潰れそうな政権であれば）まま、大した成果を得られないまま終わりそうな話です。
そこに実業家のイーロン・マスク氏をあてるというのだから、ワクワクしますねぇ。色んな意味で。
「税金の最もばかげた使い方のランキングを用意」
既にイーロン・マスク氏は「全ての活動をオンラインで公開」「税金の最もばかげた使い方のランキングを用意」などと発言していて、やる気に満ち溢れているようです。
当然AIの活用が前提だと思いますから、成功すればその事例は他国も参考になるでしょう。
一方、イーロン・マスク氏が買収したTwitter社は、大リストラで社内が混乱したことも記憶に新しいです。
スペースXやテスラなど成功を収めてきた同氏が、政府効率化までも成功させてしまうのか、はたまたTwitter（現X）のようになるのか…
どうなるかは全く読めませんし、それなりの結果を出したとしても、「これだけの歳出削減できた」の一方で「現場はこれだけ混乱した」などと、評価が分かれる可能性が高そう。
活動は公開されるし、イーロン・マスク氏もネット（X）でアピールするでしょうから、しばらくこの話題を目にする機会が多くなりそうです。
