シニアの仕事観とキャリアに関する実態調査2025
65~74歳の働いている男女1,000名を対象に行った「シニアの仕事観とキャリアに関する実態調査2025」の結果です。
総務省統計局のデータによると、2021年の高齢者の就業率は25.1%で、65~69歳にいたっては50.3%と半数を超えています。
なので65~74歳で働く人は少数派とは言えない時代になっています。
そのうちの51.3%が「今後の“なりたい自分”の姿を思い描けている」と回答しているので、積極的に働いている人も多いのだと思います。
「目標とする貯蓄額」は今よりも多く
「現在の貯蓄額」については、1000万円未満との回答の合計が全体の50.5%なので、中央値もおそらく1000万円弱になるでしょうか。
2000万円以上と回答した人の合計は32.4%で、資産は十分にあるけれど働いている人も多いのがわかります。
一方、「目標とする貯蓄額」は「現在の貯蓄額」よりも多く、2000万円以上と回答した人の合計は51.3%と半数を超えていて、1億円以上との回答も9.4%ありました。
もっと増やしたいという気持ちが、不安から来るものなのか欲の表れなのかはわかりませんが…
1億円以上の個人預金口座は13万8900口座
国内銀行における残高1億円以上の個人預金の口座数は、13万8900口座にまで増えているそうです。
ペイオフを考えると、一つの銀行に1億円も預けてて大丈夫なのかという心配もありますが。
投資と縁がない高齢者が資産を増やしたケースもあれば、遺産相続で1億円になってしまったというケースなど、色んなパターンがありそうです。
『DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)』どころか、人生で最もお金を多く持ったまま死んでいく人が多いと言われるわけですね。
でもそれが定年後(老後)のキャリアプランなのであれば、その人にとっては良いことだと思います。