『非日常活はじめました。』
日常の中で非日常を感じる「非日常活」を描いたカマタミワ氏の『非日常活はじめました。』のエピソードの一つから。
非日常を楽しむというと、外国など住んでいる地域から離れた場所に行ったり、普段は近づかない(高級な)場所に入るなど、時間とお金が必要なイメージもあります。
ただこの本で描かれているのはそういうのとはちょっと違うし、今回紹介されている『自分を「初めて日本に来た外国人」と思い込んで東京観光してみた話』は、まさに視点を変えただけですね。
意外と知らないことが多い地元
地元(今住んでいる地域)のことは、知っているつもりでも知らないことが多いものです。
「はとバスツアー」が東京在住の人にとっても面白いと話題になったのは随分昔のこと。
コロナ禍で売上が落ち込んだ『地球の歩き方』は国内版シリーズを出し、地元の人も知らない情報を掲載していました。
今までとは違う視点で「再発見」ができれば、日常をまた楽しめるということですね。
何度でも新鮮な気持ちで楽しめれば退屈しない
1度読んだ本、1度観た映画、1度遊んだゲームなどを、あらためてやりなおした時に、最初に体験した時と同じような感動があればいいのになー…と思うことがあります。
全く同じ感動とはいかなくても、新鮮な気持ちで楽しめたり、前には気付かなかったことに気付いたりできれば楽しいもの。
リタイア生活・老後生活を退屈せずにいられる人は、そういった感覚を持っている人かもしれません。
年齢を重ねるほど、知っていること・どこかで見たものばかりになってしまいますから。
今とは違う視点を持つことで、お金をかけずに「非日常活」を楽しめれば最高ですね。