退職金と早期退職がライフプランに与える影響
40~50代の会社員を対象に行った「退職金と早期退職がライフプランに与える影響」のアンケート調査の結果です。
早期退職の募集を魅力的だと感じる人は50%を少しくらいで、40~50代の会社員ではこのまま定年まで働き続けたいという人も多いのでしょうね。
早期退職が魅力的でも働き続けたい
一方、早期退職制度を魅力的だと感じている人に聞いた「早期退職後の進路」については、「リタイアして隠居生活」は9.8%、「投資や不動産収入などで生活」は5.7%にとどまり、多くの人が働き続ける意向を示しています。
退職金が割増されるとしても、自分の貯金と合わせて早期リタイアできるほどの額にはならないし、投資に関する知識・自信を持ってる人も限られるということでしょうか。
まだ教育費がかかる子どもがいたらお金の心配があるでしょうし。
早期退職後にパートなどで少ない時間だけ働くという人は、セミリタイアと言えるかもしれませんが。
若手就業者の早期リタイア希望者は増えているが…
パーソル総合研究所による「働く10,000人の就業・成長定点調査」において、リタイア希望年齢は年々低くなり、特に若手男性就業者の早期リタイア希望者が増えていのがわかります。
今回の調査との差は、ジェネレーションギャップのせいなのか、リアルに考えてしまう40~50代は働き続けなければならない現実があるからなのか…
若いうちから早期リタイアを考えて準備する人が増ていくと、今回と同様の調査で「早期退職後は働かない」と回答する人が増えていくのかもしれません。
とは言え今の若手も、40~50代でいざ早期退職するとなったとすれば、完全に仕事を辞めるのは不安があって悩ましいものでしょうね。
