行動経済学でお金遣いを上手に
先入観や経験、直感などに頼って理にかなわないお金の使い方をしてしまう……そんな習性が人間にはあるんです。お金に関する心理を「行動経済学」で知り、今も将来も幸せに暮らせるお金の使い方を身につけましょう!
行動経済学は幅が広いので全てを理解しているわけではないし、全てを信じるものではありませんが、「人間は必ずしも合理的な行動をとらない」という前提についてはその通りだと思っています。
合理的な行動をとらない理由には、思い込みや先入観などによる「認知バイアス」があり、これらを理解しておくことで無駄遣いを減らせる可能性は高い。
しかしながら、完全に合理的な行動をするのが幸せなのかはわかりません。
現状に問題があると感じているなら、見直す方法として有効だと思います。
日本人はお金遣いが下手?
日本人は不安を感じやすく悲観的・ネガティブになりがちで、それゆえに慎重になり、お金を使うのが下手という話はよく聞かれます。
不安でお金が使えず、たくさんお金を持ったまま死ぬのはもったいないかもしれません。
でも失敗をしたくないから慎重に行動し、結果としてムダ遣いをしないと考えればお金遣いが下手ではないかと。
楽観的になってお金を使い過ぎるのもまた不幸への道ですからね。
収入を増やす方が下手?
日本人はお金を使うのが下手かもしれませんが、収入を増やす方が下手ではないかと。
損失を恐れて投資をしないというのもありますし、転職でキャリアアップするとか、交渉で給料を増やすとかをする人が少ない。
仕事でも安定を求めてしまうのが国民性ということでしょうけど。
でもそれが幸せになっているなら、いいんじゃないですかね。
日本人の幸せには「食事」が大きく関わっているので、食に関わる費用がどんどん高くなっている昨今は幸福度が下がっているかもしれません。