かっこいいお金の使い方とはどういうものか
「もうリタイアしているのですが、同世代の友人達とスナックやパチンコへ行ってお金を使い果たしそうです…かっこいいお金の使い方とはどういうものか、教えてほしいです。」(60代男性)
リタイア後なら予算の範囲内で好きなようにお金を使えばいいじゃない、と思ってしまいますが、友人に合わせてしているのであれば良いお金の使い方ではないと感じるのかも。
時間やお金を有意義に使いたい、かっこいい使い方をしたいという気持ちはわからなくもない。
ただ、それを金融のプロに聞いていい答えが返ってくるのかどうなのか。お金を増やすプロではあっても、お金を使うプロではないですから。
そもそもお金を使うプロっていないか。
スナックは訪日外国人に人気
さわかみ投信の金融のプロたちは、パチンコについては全く言及がないものの、スナックについては複数の人が肯定的な回答をしています。
知らない人と出会って話せる「社交の場」と考えると、リタイア後の孤独対策にもなるいい場所と言えますね。
最近は訪日外国人観光客向けにツアーまであるくらい、ディープな日本文化の一つとして興味を持たれていますし。
だからスナックによっては異文化交流までできてしまうと。常連が締め出されているスナックではそうもいかないでしょうけど…
廃れゆく文化を支えるのもかっこいい
スナックは外国人観光客に人気で一部盛り上がっていますが、かつて人気のあった文化やお店も、若い人からは不人気で廃れているものが多くあります。
昭和レトロブームの中で盛り上がっているものもありますが、全てではありません。
廃れゆく文化やお店・サービスをお金を使うことで応援し、支えることは、「かっこいいお金の使い方」ではないでしょうか。
自分が慣れ親しんだ文化やお店・サービスが存続すれば、自分にとってもメリットが大きいですし。
閉店やサービス終了が発表されてから声を挙げるのでは遅いですから。
今はクラウドファンディングもあるので様々な応援の仕方・支え方があります。できる範囲でやって、自己満足できればいいんじゃないでしょうか。