常軌を逸した節約をするドイツ人高齢者
堅実に貯蓄をするというイメージがあるドイツの人。エッセイストのサンドラ・ヘフェリンさんは「たしかにドイツの高齢者にはケチケチすることが生きる楽しみになっている人がいる。ときどき、常軌を逸した節約ぶりで、人付き合いにも影響が出ることもある」という――。
「オクトーバーフェスト」と言えば、バイエルン州ミュンヘンで開催される世界最大規模のお祭り。
最近は日本の各地でもやっていて、しかも9月・10月じゃないのに「オクトーバーフェスト」なのでちょっと違和感あります。
そんなお祭りでも半額や無料のために奔走するというのは、まさに筋金入りの節約家ですねぇ。
もちろんドイツ人が全員ここまでの節約家じゃないし、日本人でも節約ガチ勢の人はいます。
日本人は長時間労働で溜めたストレスを消費で発散?
ただ、国民全体で言えば、ドイツ人の方が節約・贅沢をしない傾向が強いかもしれません。
これは欧州の多くの国で生活必需品を除いて付加価値税が高い(ドイツは標準税率19%・軽減税率7%)ため、外食はあまりしないなど、休日もお金を使わず過ごすというイメージからくるものです。
その分、高福祉で年金が多くもらえているのであれば、高齢者になってもケチケチするのはどうかと思いますが、身についた習慣はそう変わらないのかも。
逆に日本人は長時間労働で溜めたストレスを消費で発散しているのではないか、という指摘がされていますが、「自分へのご褒美」なども含めてありそうだなぁと感じます。
節約でストレス溜めても同じ
親戚づきあいに影響が出るほどの節約はどうかと思いますが、ストレスを溜めないどころか楽しめてるならいいのではないかと。
節約でストレスを溜めてその反動で消費に走ると節約の意味がなくなってしまいますから。
労働にしろ節約にしろ、消費で発散が必要なほどのストレスを溜めないことが一番ですね。