LIFULLによる「実家暮らし」に関する調査
・実家暮らしの割合は20代では37.7%と一人暮らしを上回る結果に。 30代・40代でも約3割を占める
・30代では半数以上、40代では7割以上が実家を出る予定や意志は“なし”
・実家暮らしを続ける理由1位は「貯金をしたいから」。「親の介護のために」の声も
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」を運営する株式会社LIFULLが行った「実家暮らし」に関する調査の結果です。
調査対象は「東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県出身かつ同都県に在住の有職者」のため、いわゆる就職先が実家から近い人が多く、一人暮らしをするとなったら家賃が高いエリアになりますね。
地方から首都圏に進学・就職で来て一人暮らしをしている人は調査対象外であるため、かなり一人暮らし率が高く出ているとみていいでしょう。
各年代で実家暮らしが一人暮らしを上回る
その結果、どの年代でも実家暮らしが一人暮らしを上回っています。
実家暮らしと一人暮らし、両方を選択肢として持っている人は、通勤時間やかかる費用、さらには親との関係などを総合的に判断しているのでしょう。
勤務先から住宅補助が出るかどうかとか、様々な要因が絡み合いますが、やはり金銭的には実家暮らしが有利なのでこういう結果になっているのかな。
実家暮らしを続ける理由のトップは「貯金をしたいから」
「実家暮らしを続ける理由(複数回答)」のトップは、「貯金をしたいから」という結果になっています。
ただ、40代では「一人暮らしのための費用を払えないから」となっているところから、20代・30代の「貯金がしたいから」は、将来一人暮らしをするための貯金であったり、結婚を考えての貯金なのかもしれません。
「家事が面倒」は2割ほどで、それほど多くはないですね。完全に親に頼りっきりの人は少数なのかな。
「親から出ていかないでほしいと言われている」という回答も1割ほどあり、家庭の事情は様々なのがわかります。
親の介助・介護のために実家暮らしを選んでいる人も含めると、さらに多くなりそう。