愛はお金で買えるのか?
「愛や友情、家族の絆は、お金で買えない大切なもの」であるはずが、お金がないことを理由に人との縁が切れるのも事実だ。では、大切な人はお金で“買える”のか、そしてそれは“許されること”なのか──お金と人間関係に関する多数の著書を持つ作家・橘玲さんと、人気ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんが語り合った。
「愛はお金で買えるのか?」をテーマにした、橘玲氏と山崎俊輔氏の対談(前後編)です。
この2人だからなのか、「お金で買える愛・人間関係が増えている」という話が大きな流れになってますね。
でも例に出しているホストは本当にお金で愛を買えているのか疑問です。愛の言葉を囁いてくれるかもしれませんが、あくまでそれは偽物(演技)に過ぎないわけで。
参加費を払えば誰でも参加できるフットサルで言えば、それは「友人関係」ではなく「知人」のレベル。
しかもコミュ障すぎると浮いてしまうケースもあるでしょうね。参加できる人は、一定のコミュ力が必要かと。
「不都合な真実」を言っているようで、「都合のいいものの見方」をしすぎている感が否めません。
人間関係の維持にお金がかかるのは事実
ただし、人間の生活(衣食住)に一定のお金がかかるように、人間関係の醸成・維持にも一定のお金は必要です。
一緒にお茶したり、お酒を飲んだり、旅行に行ったりは、より仲を深める機会となりますから。
婚活の世界では、年収が一定以上でないと見向きもされない現実がありますしね。
年収が一定額(800万円?1000万円?)までは、幸福度がリニアに上がっていくのは、人間関係にかかるお金も影響しているのでしょう。
その上で幸福度を高めるには、いい人間関係を作れるかどうかによる、と言われています。
お金があるほどいい人間関係とはならない
しかしお金があるほどいい人間関係を得られるかというと、それは多くの人が否定するはず。
婚活の例で言えば、土俵に上がるには一定以上のお金が必要なものの、そこから先は人格・人間性・相性などの方が重要になります。
大金があれば寄ってくる人が増えますが、自分ではなくお金しか見ていない相手に愛を感じるかどうか、ではありますかね。
一方でコミュ力があるイケメンであればお金がなくてもモテる世界です。
逆にお金によって人間関係が壊れるケースだってあります。人間関係にこそ、お金の使い方が問われるのでしょう。
お金で買えるものが「愛」だと本人が感じるなら、それはそれでいいと思いますけどね。