貯めるだけの人生が陥る後悔
「DIE WITH ZERO」とまでは言わないまでも、老後のためにお金を貯めすぎて使わなければ豊かな人生・幸せな人生にはならない、という定番の話です。
ではどこにお金を使うべきかというと、「自己投資」であるというのが主旨で、体験や思い出など人生の価値となるものが得られるなら浪費ではなく自己投資だと。
これは同意なのですが、「自己投資」と言うと将来収入アップなどで主に金銭的なリターンが得られるもののイメージなので、しっくりきません。
家族(子ども)への投資も一つのお金の使いみちですし。
「自分の人生の1ページ」になる消費を
他人からはただの消費に見えたとしても、自分にとって「大切な人生の1ページ」となるのであればいいと思うんですよ。
「推し活」はその典型例です。ただ自分の好きなもの・夢中になれるもの・没頭できるものにお金と時間を注ぎ込む体験ですね。
そういう体験・思い出は「ああ、あの頃は夢中になっていたなぁ」と振り返って懐かしむことができます。(黒歴史になるケースもあるが)
この意味で言うなら、ただ貯めるだけの場合でも「投資に夢中になっていた」「貯金に没頭していた」という体験・思い出があるなら悪くはない。
老後のために、とやりたくない仕事に時間をかけてしまっているなら後悔するでしょうけど。
いいネーミングはないものか
なので「自己投資」ではない、いい言葉でそれを表現できないものかと考えてみたのですが、しっくりきたものは思い浮かびません。
「推し消費」だとキャラ・アイドルなどのイメージが強いし、「夢中消費」というのもなんかわかりにくいし、「人生を豊かにする消費」だと長すぎる…
最近、広告代理店が「推し活」に関する消費を狙い目にしている印象がありますから、さらに拡大して煽ってみてはどうですかね。
老後不安を煽られてお金を使えなくなってる人たちに刺さるかもしれません。知らんけど。