「節約番組はもうたくさん」
NHKの『あさイチ』で放送された特集「物価高で家計が苦しい!!皆さんの声からやりくりのヒントを探す」の中で、「節約番組なんて見たくない」との視聴者の意見が紹介されたそうです。
主婦層の視聴者が多い時間帯の情報番組では、節約特集はよく放送される定番ネタとなっています。
物価高騰が続く中で、節約特集が増えたためうんざりしている人が増えているのかもしれませんね。
ただ番組の中でこの意見を紹介したこと自体は評価したいです。
それとこれとは別
本来、個々人が節約することと、実質賃金が上がってない政治・経済的な問題は全く別の話。
賃金が上がっている中でも、貯金・資産をより増やすために節約に励む人がいてもいいですし。
ただ節約情報ばかりで、政治的な問題を伝える時間が短くなってしまうのは違う。
もっと政治的な問題を伝えて欲しいという意見はごもっともです。
先の衆院選で国民民主党の「手取りを増やす」という政策フレーズが注目されたように、わかりやすい政策・争点があると若い人の注目を集めることができるはず。
政治を嘆きつつ自助努力もする
「今の政治状況を嘆いてもしょうがないから、自分で努力するしかない」のような意見を目にすることがあります。
政治を嘆くだけでは中々進まないのは事実ですが、だからといってしなくていいとは思いません。
どっちか片方だけしか選べない二者択一じゃないんだから、両方やればいいだけのこと。
テレビの情報番組も、その両方についてしっかりとした情報を伝えてもらいたいし、節約や副業にまつわる詐欺への注意喚起も忘れずにしてもらいたいですね。
「あさイチで紹介された」との宣伝文句の怪しいネット広告があったりしますし。
まぁあまりに貧乏くさい節約情報については、ほどほどにした方がいいとは思います。