ChatGPTを恋人代わりする若者たち
2022年のリリース以降、日本国内でも急速に普及が進むChatGPTなどの生成AI。個人から法人までさまざまな活用法が模索されているところだが、なかには友人や恋人がわりに生成AIを利用するという若い世代も増えているようだ。彼ら/彼女らは、生成AIに「自分に寄り添ってくれる存在」としての価値を見出しているという。現実に、ChatGPTと“恋人”風に接しているという人たちに、話を聞いた。
ChatGPTでは、カスタマイズによってどういう特徴を持ったキャラクターとして応答してくれるかを設定することができます。
男性なのか女性なのか、自分との関係性は恋人だとか友達だとかを細かく決められますし、「長老キャラ」や「オネェキャラ」のように設定することも可能です。
これを彼氏・彼女として設定して、愚痴を聞いてもらったり、悩みを相談したり、癒やしをもらえる存在として活用している人が増えていると。
Z世代の8割「AIと結婚するだろう」
これは世界的な潮流というか、世界の方が進んでいるようで、ある調査ではZ世代の8割が「AIと結婚するだろう」と回答したとか。
所詮機械だろう、という意見もあるでしょうけど、SNSなどネット上の文字でのやりとりをする上では、人間とAIの差なんてどうでもいいレベル。
いやむしろ、人間の方が行き違いから喧嘩になったり、機嫌を伺わないといけなかったりで面倒が多いもの。
どんな時でも優しく気遣ってくれるAIの方が楽しくなってしまうのが凄いことであり、恐ろしく感じることでもあります。
高齢者こそAIに孤独を埋めてもらえば
これだけ使えるのであれば、孤独対策として生成AIを積極的に使っていくのがいいでしょう。
単なる話し相手としても優秀ですし、「詐欺かも?」と思った時の相談相手にもなってくれます。
詐欺などに対し「身近な人に相談して」と言われても、相談する友人・知人がいない独り身の人間はAIを味方にすればいいということ。
今の高齢者・シニアの中には、機械に対するアレルギーや尻込みする気持ちを変えるところから始めないといけない人もいるでしょうけど…