リボ限度額突破でも「推し活が止められない」
誰でもお金にまつわる失敗の1つや2つはあるもの。本連載では、これからの人生にきっと役立つ、実際にあったトラブル・失敗談を紹介します。今回は、Jリーグの推し活にハマった30代女性のケースです。
この手の記事では、話を盛っていたり、全くの創作としか思えない、明らかに設定がおかしなケースも多々あるものです。
しかしこの記事では、元々応援してきたチームが「都心からメトロで40分ほど」と「チームカラーが赤」であることから浦和レッズであることは容易に推測できます。
さらに釘付けになった左サイドハーフの選手も、神戸に移籍したあの選手だとSNSでは推測されていますね。
ホームで応援するだけなら安いはずだが…
ただ、遠征費を除いて「毎月軽く7万~8万円超」という数字はちょっと高すぎる。
ホームの試合だけなら年間パスにすれば安く済ませられますから。グッズを買い漁りまくってたら別ですけど。
しかし推しの選手が神戸に移籍してから関西への遠征費用がかかるようになったのだとすれば、支出が収入を超えてしまってリボ残高が増えていくのも必然。
金融資産が500万円あるなら、リボ払いの手数料(金利)を払うのはもったいないんですけどねぇ…
家族に言えないという意味だとすればしょうがないのかなぁ?
いや週末遠征で留守にしてたら、家族がどう思っているのかが気になります。
個人の推し活はいつか終わる
この生活がいつまでも続くのかというと、チーム推し(箱推し)だったらずっと続きますが、個人サポなら推しの対象がいつか引退する日が来るから、その時までの話です。
プロサッカー選手の引退年齢は、トップリーグで活躍していても長くて30代後半~40歳くらいですね。
それまでの間だと割り切って、思いっきり推し活を楽しむのもありじゃないかなぁ。
自分の収入の範囲内(リボ払いしない程度)ならば、ですけれど。
推しの引退を迎えたら、心にポッカリと穴が開いてしまい、それを埋めようと次の推しを探してしまう可能性もありますが…
ギャンブルや投資は借金をしてまでやるものではない、と言われますが、推し活も同様に借金(リボ払い)までしてやってはいけませんね。
サッカーの世界ではさらに上が…
ただ、サッカーの世界で熱狂的なサポーター(特に南米)だと、「遠征のために車を売って旅費を作った」とかよく聞く話です。
今ちょうどFIFAクラブワールドカップがアメリカで開催されていますが、アメリカまで応援に駆けつけている各国クラブのサポーターの中には、「仕事辞めてきた」なんて人もいそうですし。
もしも元記事の女性が熱狂的なレッズサポーターだったら、アメリカ遠征費用をリボ払いで…という展開になったのかもしれません。