第2回「生活DX定点」調査
博報堂生活総合研究所による、「生活DX定点」の第2回調査の結果です。
「オンラインでもかまわないと思う生活のシチュエーション」の上位には、「授業参観」「ご祝儀の受け渡し」「退職届の提出」「就職などの面接」が入っています。
「授業参観」と「就職などの面接」については、コロナ禍でオンラインで行ってみた結果、それでいいじゃないかと思った人が一定数いるのでしょうね。
全てをオンライン化ではなく、一部のオンライン化で参加しにくい人を拾えるメリットはありそうです。
「退職届の提出」については、オンラインどころか代行会社による電話通知の是非が論じられる時代です。
ご祝儀やお賽銭では新たなマナーが生まれそう
またご祝儀・お賽銭・お香典など金銭授受のオンライン化が上位に入っていますが、これは時代の流れなのでしょうね。
お賽銭については、神社やお寺の側が小銭の扱い(両替)でマイナスになる時代ですし。
結婚式に出すご祝儀については、3万円とか5万円などの「割り切れない枚数」にするのがマナーとされてきました。
しかしデジタルで送る3万円は枚数に関係のない割り切れる数字なので、マナー講師が新たなマナーを作るチャンスかもしれません。
割り切れない数字として素数の「30011円」「50021円」なんてどうでしょうか?
そもそもインフレが進めば、ご祝儀・お香典の相場を上げていかないといけないのですが、それはどのタイミングになるのやら。
デジタル化でストレス増
一方、「デジタル化に対する生活意識・内面の変化」を聞いた質問では、「ストレスが増えた」と回答した人は25.5%と最も高いのが気になります。
しかしSNSの悪い側面とされる「他人と自分を比較」することが増えた人は減った人よりも少ないなど、他の質問からストレスの原因は見えてきません。
ネットから離れればストレスが減るのであれば、積極的に離れる時間を作る方がいいとは思いますが…