ひとりぐらし研究所の「独力調査2025」
株式会社エイブルが設立したひとりぐらし研究所による、ひとり暮らしに関する意識調査「独力調査2025」の結果です。
ひとり暮らしの人のみを対象にした調査ではなく、同棲カップルやファミリーも対象にしていて比較ができる調査となっています。
「毎日寂しい」と感じるのはひとり暮らし男性だが…
「生活するなかで寂しいと感じる時間はありますか?」という質問に対し、「毎日(寂しいと)感じることがある」と回答した割合が最も高いのはひとり暮らし男性という結果です。
ファミリーは男女とも低め、同棲・カップルは男女とも高め、ひとり暮らしは男性が高めで女性は低めで男女差が大きいという不思議な結果ですね。
これを私なりに分析してみると、ファミリーは子どもなど配偶者以外もいるから寂しいと感じにくいのでしょう。
同棲・カップルは寂しいと感じやすい男女が同棲を選択したものの、それでも寂しいと感じてしまっているのではないかと。
ひとり暮らしの女性は、孤独耐性がある人が積極的に選択しているケースが多いのに対して、ひとり暮らしの男性は消極的にひとり暮らしせざるを得ない人も多いのではないかな。
ひとり暮らしに向かない女性は実家暮らしを選択してそう、というあくまで勝手な分析です。
「毎日寂しい」のは友達がいないせい?
「たまに(寂しいと)感じることがある」まで含めると、どの属性・性別も半数を超えるているので、この数字はあまり気にしなくていいと思います。
一方、「毎日寂しい」と感じているひとり暮らし男性は、親しい友人がいないタイプかもしれません。
親しい友人がいなくても寂しいと感じていなければいいのですが、毎日寂しいと感じているなら、孤独問題として捉えた方がいいのかも。
同棲・カップルでも別れたらさらに「毎日寂しい」と感じるようになりかねないですしね。