貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「経済的な心配がない」シニアは5年前から大幅減

「経済的な心配がない」は65.9%

media.finasee.jp

内閣府が6月に発表した「令和7年版高齢社会白書」を基にした記事です。

60歳以上のシニアを対象に、現在の経済的な暮らし向きについて聞いた質問で、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」と回答した人の割合は合わせて65.9%でした。

家計調査の高齢無職世帯の収支データ(平均)では「毎月赤字で貯金を取り崩しながらの苦しい生活」ように見えますが、大半の人は心配なく暮らしているのが現実なんですね。

一方、約3割の人が困窮とまではいかなくても心配しながら暮らしているという現実もあります。

5年前の調査との比較では

ただ、5年前の調査との比較を見ると、今後も大半の人が心配なく暮らしていけると思えないデータになっていました。

令和元年調査では、「心配がない」は合わせて74.1%だったので、8.2ポイントも減っているのです。

令和7年版高齢社会白書 現在の経済的暮らし向き(前回調査との比較)

今回調査は令和6年に行ったものですが、物価高騰の影響がモロに出ているのでしょうね。

10年、20年先には「心配である」と回答する人が過半数になっているかもしれません。

収入不足への対応は節約と貯蓄の取り崩し

収入不足への対応」について聞いた質問(複数回答)では、「節約等による支出減」と「貯蓄の取り崩し」がどの年代でも高くなっています。

仕事をして収入を得る」は60代は高いものの、年代が高くなるほど減っていくという当然の結果になっていました。

とりあえずはなんとかなっても、節約の限界に達したらどうしようとか、働けなくなったらどうしようとか、将来の不安が頭をもたげてきそうです。

5年後の調査ではどういう数字が出るのやら…

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