大人の金融教育調査
・68.2%がお金の勉強・情報収集を実践。主な方法は「オンライン記事」と「動画」
・お金の勉強をする主目的は「資産運用のため」。知識不足を実感する場面は「社会人として働き始めた時」
・お金の知識の「インプット」と「アウトプット」にギャップ。学んでも「活用できていない」層が約6割
・94.0%が「学校で金融教育を受けたかった」と回答。最も学びたかったテーマは「資産運用」
・これから実践したいお金の学習方法、最も人気なのは「オンライン講座・動画学習」
金融教育の未来を創る企業連合会の加盟企業が合同で行った「大人の金融教育調査」の結果です。
調査対象が加入企業のユーザーであるため、金融（資産運用等）に積極的な人が多いのでしょうか、お金の勉強・情報収集を実践している人が7割近くとなっています。
「学校で金融教育を受けたかった」というのはほとんどの人が思っていて、まさに「社会に出て役立つ知識」という認識なのでしょうね。
金融教育＝資産運用なのか？
お金の勉強をする理由（複数回答）では「資産運用・投資について理解したい」が圧倒的トップ。
「社会保障や税制度について理解したい」や「お金のトラブルを防ぎたい」は半数以下という結果です。
金融教育を始めると発表した時、「子どもにお金儲けを教えるのか！」などと反対する人がいましたが、やはり資産運用に対する興味が高い裏返しだったのかな。
iDecoやNISAを含め、社会保障や税制度についての理解はもっと重要視された方がいいとは思います。
社会保障や税制度については、サラリーマンにとってそれを理解したところで節税などの恩恵に預かれる金額が限られるからあまり意味を感じないのかもしれませんが。
動画やSNSでお金の勉強をするリスク
お金の勉強に使っているのは、「オンライン記事」「動画」「SNS」がトップ3で、若い人は「動画」「SNS」の比率が高くなっています。
これは時代を感じさせますが、同時に有名人を騙った投資セミナー（LINEへ誘導）などに騙されるリスクが高くなります。
まだまだあるんですよねぇ。最近はTikTokの広告が随分と汚染されてるので、政府は働きかけてやめさせたほうがいいかと。
AIによる有名人のなりすましはどんどん巧妙化していますしね。
そういえば、7月からのACのキャンペーン「フェイクは、ホンモノみたいな顔をする。」は中々いい作りですね。
巧妙化する詐欺の勧誘に騙されないように、しっかりとした金融教育なら受けたいです。
