100円ショップが優秀すぎてお金を使わない?
賃上げが続く一方で、個人消費の伸びは鈍い。なぜ日本人はお金を使わなくなったのか。消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんは「100円ショップを見れば理由は明らかだ。『失われた30年』と呼ばれるデフレ時代に、人々の努力によって安くていいものが手に入るようになったからだ」という――。
100円均一ショップは「デフレの象徴」などと呼ばれることもありますし、デフレが続いた要因の一つであることは間違いないでしょう。
100均の商品の中には、コスパが高い商品もあれば、安かろう悪かろうの商品もあります。
ただその商品の最低ラインが示されることで、100均にある商品だけれども敢えてそれより高い商品を買う時のベンチマークになります。
特別な機能なデザインがなくてもいい日用品などは100均の商品は本当にコスパ高くていいですね。
「お金がなくても暮らせる国」に進化した?
100均が日本を「お金がなくても暮らせる国」進化させた、というのはちょっと大げさだと思いつつも、その方向へ牽引したのは事実かと。
100均のない時代とある時代が、ちょうどバブル崩壊期と一致しているため、なおさら顕著です。
いわゆる「低欲望社会化」の要因でもありますかね。
別の意味ではお金を使うところと使わないところのメリハリをつける中で、お金を使わない部分を担っていた一つが100均かと。
100均にもインフレの波
しかし物価上昇の波は100均にも襲ってきていて、200円・300円商品が増えたり中身の量が減ったりしています。
その一方でリサイクルやシェアエコノミーの広がりによって、「お金がなくても暮らせる国」であり続けるのかもしれません。
これはSDGs的に考えると良いことです。
100均やファストファッションなどの安い商品は嫌だ、他人が使った中古品は嫌だ、などのこだわりがないならば、お金がなくても暮らせるということ。
日常消費とは別の、こだわりたい部分にメリハリつけてお金を使うのも良いと思いますけどね。
