朝9時から夜9時まで週6日働く「996勤務」
「朝9時から夜9時まで、週6日働く」という雇用制度は、中国のIT業界から生まれたそうで、Wikipediaでは「996工作制」となっています。
寝そべり族(タンピン族)は、この996勤務による長時間労働への反発から生まれたムーブメントだとか。
しかし競争が激しいAIスタートアップでは一部の会社が996勤務を導入しようとしているそうです。
日本でも「働きがい改革」の名で
これは中国やアメリカだけの話ではなく、日本でも導入したい意欲はあるようです。
楽天の三木谷浩史会長が代表を務める新経済連盟が「働きがい改革」として労働時間制限を一部適用除外とする「成長支援型労働制度(仮称)」を求めています。
まさに「996勤務」を可能とする制度ですね。
私も若い頃は朝9時から夜9時まで(1日4時間残業)働く日が続いたことはありましたが、流石に週6日勤務はつらいかな。
それもあくまで締め切りが迫っているなどのピーク時の話ですし。
AIスタートアップに限れば
しかしながら、働きたい中心的な人は役員(取締役)にしてしまえば、今でも労働基準法の適用を受けません。
AIスタートアップなどの起業したばかりのベンチャー企業であれば役員にするのは難しくはないはず。
もしも会社が成功したらその果実もしっかり受け取れる立場なら、喜んで長時間働くでしょう。
そういうオイシイところは渡さず、ただ長時間働かせて、過労で使えなくなった従業員は捨てるという形であれば、健康保険を食い潰すための制度として批判されてもおかしくない。
それで成功した人は出世できるのかもしれませんが、それは生存者バイアスがかかった結果ですから。
元記事にあるように「996勤務(長時間勤務)でイノベーションが生まれる」というのは誤解である、でしょうね。
