「退職金1000万円上乗せ」で早期退職したら
早期退職優遇制度で「退職金1000万円上乗せ」が提示されたら、辞めた方が得なのか?
早期退職後にそのまま早期リタイアするケースと、そのまま会社に残って60歳まで働くケースの単純な比較では、働き続けた方が金銭的には多く貰えます。
ただ記事では年収500万円✕5年=2500万円で、上乗せ退職金1000万円との差・1500万円という額面だけの雑な比較になっているのが残念。
実際は税・社会保険料などもあるためもっと複雑なんですよね。
手取り額で考えたら
損得計算をするなら、考慮すべき要素はいくつかあります。
- 税・社会保険料
- 失業保険
- 将来の年金額
扶養家族の有無にもよりますが、年収500万円のサラリーマンなら手取り額は400万円程度でしょうから、5年間の手取り収入は約2000万円です。
一方、退職金の税金は別扱いです。1000万円上乗せで合計が2000万円以上ともなれば税金がかかってきます。
ただその場合でも差は1500万円よりは縮まりそう。
失業保険は早期退職優遇制度の場合は会社都合になり、また60歳で退職するよりも給付日数が長くなる可能性があります。
いわゆる「59歳で退職した方が失業保険は多くもらえる」というやつですね。
一方、手取りで考えると減りますが、将来の年金額という点では60歳まで働いた方が多く貰えます。
これは長生きすればするほど得するわけで、損得計算は何歳まで生きるか次第ということになります。
それよりも自由な5年間の生き方次第
単純な損得計算では、働き続けた方が金銭的には得だと思われます。
ただ、早期退職を勧めてくる状況の会社で働き続けるリスクや、早期リタイアして自由に過ごせる5年間をどう受け止めるか・いかに過ごすかの方が重要かと。
その時間をただ暇を持て余すだけなら無価値な一方、やりたかったことをしてお金に代えがたいものが得られるかもしれません。
単純な金銭的損得だけで判断するものではないですね。
