創刊53年目のシニア向け雑誌『明日の友』
1903年(明治36年)に創業した老舗の出版社・婦人之友社。同社が発行している隔月刊誌『明日の友』(あすのとも)は、シニア世代の暮らし・健康・食事を主なテーマにした記事と「最期まで自力でトイレに」など高齢者のニーズに合った特集に定評があるシニア誌のパイオニアです。今回は敬老の日に合わせ「70代は家計の収支がマイナスになる」などのデータも含めて小幡麻子・明日の友編集長に話を聞きました。
婦人之友社のシニア向け雑誌『明日の友』は1973年創刊で今年53年目になるのですか。
その間、読者があの世へと旅立っていく中で、新たな読者を獲得し続けてきたということなのかな?
今は「豊かな生活」と「健康問題」を両輪として誌面作りをしているそうで、やはり気になるのはお金と健康なのでしょう。
『明日の友』が残念なのは電子書籍版がないこと。図書館の電子書籍閲覧サービスで読めて嬉しいのですが…
「年代別家計の収支差引状況」を見ると
全国友の会1万3千人以上の家計報告から集計した「年代別家計の収支差引状況」によると、年代によって多少のばらつきがありますが、家計がプラスの人とマイナスの人の割合は拮抗しています。
70代はマイナスが多いものの、それ以外の年代はプラスが多いですね。
「不明」の人の割合も多いし、『明日の友』読者を対象にした調査であるため、比較的裕福な人が多いという点は考慮に入れる必要があります。
ただ「老後資金2000万円問題」で語られるような、老後の家計はみんな赤字になっているというのではないということ。
年金などの収入が多い人もいれば、節約家で支出を抑えてプラスにしている人もいるでしょう。
そういった全体の集計データと、個別のリアルな家計簿の中身の両方が知れるのはいいですね。
私はずっと「調理セミリタイア」
もう一つ気になった言葉は「調理定年」です。
専業主婦でやってきた女性は、手作りにこだわりがあったり、調理済みのものを食べるのは「手抜き」という後ろめたさがあるかもしれません。
毎日必ず手作りをしなければならないという固定観念は捨てて、「調理定年」するのも選択肢の一つだと思います。
手作りと購入・外食を織り交ぜるなら「調理セミリタイア」ですかね。
一人暮らしの人にありがちで、その比率は変わりつつも私はずっと「調理セミリタイア」です。毎日手作りした経験はないからリタイアというのは変ですけど。
