「わが家の台所事情アンケート」
住友生命保険相互会社が全国の20代〜60代男女5484人を対象に行った「わが家の台所事情アンケート2025(pdf)」の結果に基づく記事です。
「物価上昇の家計への影響」を聞いた質問で「ある」「少しある」と回答した人は82.9%となっています。
「影響があった費目」のトップ3は「食費(91.3%)」「電気代(61.5%)」「日用品費(45.8)」でした。
前年比較で生活費が変わらない人は44.3%
それならば、ほとんどの人の支出(生活費)が増えているのかと思いきや、前年との生活費の増減(差額)を聞いた質問では、「変わらない」と回答した人が44.3%もいます。
節約で支出を抑えている人がかなりいるようですね。
ズボラ家計で正確な数字を持っておらず、「(感覚として)変わらない」という回答をした人もいるのかもしれませんが…
増減の金額の平均は9,636円で、2024年の調査よりも金額(差額)が増えています。
4割以上の人が「変わらない」と回答したがいる中で平均9,636円増ということは、増えている人だけの平均なら18000円くらい増えているのかも。
そりゃ「切ない」「自由がない」「もうしんどい」といったコメントも出るわけで…
貯金額・投資額は「変わらない」が約75%
毎月貯蓄を行っている人は61.6%、投資を行っている人は41.4%。以前は行っていたがやめたという人も7~8%程度ですがいるようです。
しかし貯金・投資をしている人に、その貯金・投資に回す金額の増減を聞いた質問では、「変わらない」と回答した人がそれぞれ74.2%と75.7%。
「増えた」という人も14.3%と21.8%もいて、投資で「減った」と回答した人は2.5%にとどまっています。
物価高騰で家計が苦しい中においても、節約で支出を抑えていたり、しっかりと貯金・投資に回すお金は確保している様子がうかがえるアンケート結果でした。
それだけ将来(老後)の不安が増大していることかもしれません。投資については調子がいいので増やしているのかな?
