「賃貸×国民年金×貯金1000万円」は厳しい?
一言で賃貸暮らしと言っても地域によって家賃は大きく違いますが、国民年金収入だけで暮していくのは非常に厳しい。
それがわかるのは生活保護の金額で、生活保護の主な扶助は生活扶助費と住宅扶助費になりますが、生活扶助費は国民年金より少し多いレベル(地域による)です。
つまり健康で文化的な最低限度の生活のためには、住宅扶助費分が丸々足りない以上に厳しいレベルです。
家計調査の平均的な生活ができるか、というのもかなり無理のある議論なのに、ゆとりある老後生活だとか旅行や趣味の費用を持ち出すのはかなり飛躍しすぎですねぇ。
資産があるなら家買えば?
国民年金だけの賃貸暮らしは、健康で文化的な最低限度の生活すら厳しい、というのを前提として、それなりの生活をするには老後資産が相当必要になるでしょう。
仮に5500万円を用意して取り崩していくのであれば、地方の安い中古マンションでも買った方が安く済みそうな気がしないでもない。
資産運用に自信があるなら、資産運用でなんとかなるかも?
記事にあるように、65歳以降も働き続けて、繰り下げ受給で増やすのが一番確実な手段になるでしょうね。
もしも貯金が尽きたら…
働かず繰り下げ受給などの対策をせず、「賃貸×国民年金×貯金1000万円」で貯金を取り崩していったら、すぐに貯金が尽きそうです。
そうなった場合にどうなるのか?
答えとしては「生活保護が受けられます」になりますね。
年金は受けつつ、生活保護との差額分(主に住宅扶助)を受け取る形になるでしょうか。
住宅費を下げるためには、公営住宅への引っ越しというのも一つの手になります。
住宅に困窮する低額所得者・高齢者は優先して入居できますし、場所によって違いがありますが家賃が安くなる施策もあります。
もしもの時のために、公的支援について調べておくのがいいでしょう。
