睡眠の長さより「睡眠規則性」
日本人は、海外の人に比べて寝不足だ。一日7時間眠らないと健康に悪い―そんな話を最近よく耳にする。
しかし、オーストラリア・フリンダーズ大学の研究員ダニエル・ウィンドレッド氏が発表した最新の研究で、十分な睡眠時間よりも、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる「睡眠規則性」のほうが重要なことがわかった。
睡眠の長さよりも睡眠の規則性の方が生存率に大きな影響がある、という大規模コホート研究の結果があるそうです。
その論文について解説している記事はこちらにありました。
睡眠の長さ、睡眠の規則性ともに生存率に影響を与えているものの、その影響度は睡眠の規則性の方が大きいというデータがグラフで示されていますね。
つまり、規則的かつたっぷりの時間寝るのが最もいい、ということにはなりますが、睡眠不足以上に不規則な睡眠が健康に与える影響が大きい事実は理解しておくべきでしょう。
「夜勤は寿命を縮める」
ずっと前から「夜勤は寿命を縮める」という話を聞いていましたが、夜勤自体よりも交代制で生活リズムが安定しないのが身体に悪いのだろう、と感じていました。
今回の研究結果は、まさにそれを表す結果ですね。
ただ夜勤専従でも悪影響があるそうなので、手放しで夜型でもいいとは思わない方がいいかも。
仕事は常に夜勤でも休日は朝から活動する必要があったりするのでリズムが安定しないのかもしれません。
昼夜逆転のセミリタイア生活が老化対策に?
朝型が良くて夜型が悪いという話ではなく、規則性と時間の問題であると。
深夜遅く(明け方近く)に寝て昼前くらいに起きるという、昼夜逆転のセミリタイア生活を続けている私ですが、同じリズムで睡眠時間がしっかり取れていれば、それほど悪くなさそう。
これが老化対策になっているとまでは思いませんが、マイナスになってないならいいかな、という感じです。
