「政府への要望ランキング」
ようやくデフレ脱却にもめどがつき、世界的に評価を見直す動きが出てきたともいわれる日本。しかし他にも課題は山積みである。何から優先的に手をつけたらいいのか。「国民生活に関する世論調査」(内閣府、2025年9月26日公表)から浮かび上がる「政府への要望」が一つの手がかりになるだろう。
令和7年8月に行った「国民生活に関する世論調査」の結果(速報)を基にした記事です。
「政府に対する要望ランキング」のトップは「物価高対策」で73.0%。
以下は「医療・年金などの社会保障の整備(64.5%)」「景気対策(58.7%)」「高齢社会対策(48.8%)」「少子化対策(42.0%)」と続いています。
トップの「物価高対策」は、5年前の30%台から倍増しているんですね。
ここ数年の物価高騰の影響がモロに出ているのがわかります。
「治安」「防災」よりも今の生活
「治安」や「防災」あるいは「防衛・安全保障」については政治家のスタンスの違いがはっきりしているし、選挙においては争点になりがち。
ただ政府に対する要望という点では、今の生活に関わる景気や社会保障への関心が圧倒的に高い。
治安は体感では悪化していても、実態としては昔よ比べてずっと減っていますし、災害はいつ来るかわからないし。
そりゃ今の生活の苦しい状況をなんとかして欲しいとなるわけですね。
「孤独対策」はランキングに入ってない
意外かどうかはわかりませんが、「孤独対策(孤独死対策)」はランキングに入ってないんですね。
今、孤立している高齢者はまだ少数で、未婚率が高い今の40代・50代はまだ危機感を持っていないからかもしれません。
4位の「高齢社会対策」の一つとされて、選択肢に入ってなかった可能性もありますが。
今後、「孤独対策」が入ってくるのかどうか、個人的には注目のポイントです。
