承認欲求は何歳になっても失われない
幸せに老いるためには何が必要か。生物学者の池田清彦氏は「人間の承認欲求は何歳になっても失われない。年を取ると承認欲求を正しく満たす機会が減るが、得意なことを一生懸命やってスキルを上げれば、自然と認められる機会が増える」という――。
人間の幸福度は、「承認欲求」に左右されるのは年齢には関係ありません。
しなしながら、定年などで退職すると承認欲求を満たす機会が減るのは間違いなく、その後の承認欲求の満たし方で幸福度が左右されるということですね。
もちろん承認欲求を肥大化させると逆に不幸になってしまいますから、健全に満たす必要があるという点は同意です。
仕事で承認欲求を得ていた人は
米国の心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求5段階説」では、「承認欲求」は4段階目。その上には「自己実現の欲求」があります。
就職して会社という集団に所属すると2段階目の「安全の欲求 」(経済的安定性等)と3段階目の「社会的欲求」が満たされるし、成果を出せば「承認欲求」も満たされ、さらに出世などで「自己実現の欲求」を満たせます。
仕事で自己実現までできる人は幸せですね。
一方、仕事を辞めた途端に承認欲求や社会的欲求が満たされなくなるため、それをどこかに求めないと幸福度が下がってしまう。
早期リタイアしたら社会から孤立した感覚になり「FIRE卒業」するのは、社会的欲求が満たされなくなったケースでしょうか。
趣味で承認欲求を満たそうとするのは
ただ、承認欲求を求めて新たな趣味を求めましょう、マイナーな趣味が狙い目だよ、というのはちょっとモヤッとします。
前々から承認欲求を得られていた趣味を、リタイアしてからさらに深めていくというならわかるんです。
でも承認欲求のために趣味を探すのはなんか違う。いい趣味が見つからなくて苦しむ人もいそう。
それなら仕事をするか、ボランティアをする方が承認欲求を得られやすいかと。
趣味の集まりに入れば社会的欲求が、さらには承認欲求や自己実現の欲求も満たせる可能性はありますが、それはあったらラッキーくらいで。
それには承認欲求をうまく飼い慣らす必要がありますから、現役時代から意識をしておいた方がいいかもしれません。
