老後のお金の不安は「取り越し苦労」?
「令和7年版高齢社会白書」のアンケート調査については、以前にも触れた通り、「心配なく暮らしている」と回答した人が大半を占めています。
「老後2000万円問題」は、今の高齢者の平均家計が毎月数万円の赤字を出していて苦しいんだぞ、という不安の煽り方をしています。
それを真に受けて老後のお金の不安を感じているのであれば、「取り越し苦労」と言ってもいいですね。
現役時代に聞いた「最低限の生活費」や「ゆとりのための上乗せ額」の数字で不安を感じるのはさらに取り越し苦労感があります。
しっかりと将来を予測するなら
しかしながら、自分が老後受け取れる年金額の見込額と、自分の支出額の想定、さらにはインフレ等を含めて、将来の姿をできるだけ精度高く予測した上で不安になるなら取り越し苦労ではないですね。
まぁそんな予測ができる人は、資産をしっかり築いて不安を減らせてそう。
不安を完全に払拭するのは難しいとは思いますが、「正しく恐れる」はできるということ。
「心配なく暮らしている」が減少
「令和7年版高齢社会白書」の調査結果について以前言及した時は、5年前の調査と比較して「心配なく暮らしている」と回答した人が減少している点を指摘しています。
インフレが続いて、このままどんどん減少していくとしたら、現役世代の老後はやはり苦しくなると予測されます。
年金の増加はインフレ率に及ばないし、そもそも年金破綻の不安が老後不安のきっかけのようなものですしねぇ。
老後2000万円問題が言われ始めた当時より、今の方がずっと不安が増していてもおかしくない。
記事にあるように、過剰に老後不安を募らせる必要はありません。
むしろ今の生活が不安な状況なので、現役世代は老後どころではないかもしれませんね。
