人間はいつも、お金に追い詰められている
人間はいつも、お金に追い詰められている。それは、たとえ「いまお金を持っている人」であっても免れない。人気ポッドキャスト番組「コテンラジオ」を手掛ける株式会社COTENにて歴史調査を担当する品川皓亮氏は、お金に追われている感覚の背後には「アンビバレントな感情がある」と話す。人類が抱いてきたお金に関する苦悩を、品川氏が紐解く。
人類は資本主義の中で「お金と道徳の綱引き」から「お金と道徳の二人三脚」へと転換させてきたが、それぞれがもたらす罪悪感と劣等感からは逃れられないと。
日本人は元々「お金に執着するな」との考えも持つ人が多く、金融教育の導入時にもその観点から批判的な声が挙がりました。
そういう人にとっては、お金への執着は罪悪感を覚える行為なのでしょう。
一方、「お金と道徳の二人三脚」と考えて「もっとお金を稼げ」や「もっとお金を増やせ」となると、劣等感から逃れられず。
そういった構造が生きづらい社会の原因なのかもしれません。
競争から降りたものの
お金を稼いで貯めるだけではお金にまつわる不安から逃れられないため、資本主義との距離感が重要になってくるのでしょう。
私の場合はセミリタイアという形で競争や成長から降りました。
しかし生きている以上はお金から逃れることはできず、むしろお金への執着はしているし、罪悪感や劣等感もつきまとっています。
物価の上昇やマーケットの動きなどは常に気になりますから、資本主義との距離感を取るのは難しい。
本当に大事なことにエネルギーを費やせているのか?と問われると、それも自信持って言えることはなく…
「働かない」ためにエネルギーを費やしているので、それが大事なことと言えばそうなんですけどね。
