高齢無職世帯の貯蓄は減少
勤労者・無職(高齢者)世帯合わせた二人以上世帯の貯蓄現在高(平均値)は、2059万円で過去最高を記録したと。
勤労者世帯はこの2年間大きく上昇し、1500万円を超えて1700万円くらいになっています。
一方、高齢無職世帯は2024年は2500万円を超えていたものの、2025年は減少に転じています。
株高で資産を増える一方で、高齢無職世帯は物価高で貯蓄を取り崩しているという構図に見えますね。
死亡の影響は?
そもそも「老後2000万円問題」においては、高齢者は毎月数万円の家計の赤字を貯蓄を取り崩して生活している、という話だったはずで、むしろ増えていた方が不思議のような気がします。
そしてこの統計で考慮しておくべき点は、死亡した高齢者は除外されること。
夫婦世帯であれば、どちらかが亡くなれば単身世帯となって二人以上世帯からは除外されます。
団塊の世代(1947年〜1949年生まれ)が76~79歳となり、それなりに資産を持っていた人が亡くなっていけば平均値は下がります。
また年齢的に最後の使うチャンスとも言えますから、使えるうちに積極的に使ったとしても悪くはないですね。
中央値の変化は?
二人以上世帯の貯蓄現在高が2000万円超えと言っても、これはあくまで平均値。
何億円も持っている人が平均値を引き上げているため、中央値も見ないとなんとも言えないですね。
この平均値を見て、「老後2000万円問題」への対策が皆バッチリできていると思う人はいないでしょう。
タイトルの「二極化」の話は本文に全く出てきていませんが、平均値が上がっているのに中央値が下がっているようならまさに二極化です。
そのあたりのデータがあればよりわかりやすかったので残念です。
