老後不安は知識不足から
老後資金はいつから、どのように使っていけばいいのか。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは「老後資金の取り崩しを考えるうえで、何歳まで働くかがポイントとなる。仕事は減らしても、できれば長く働いて資産形成を続けたほうがいい」という――。
仕事量は減らしながらでも70歳までは働いて、貯蓄の取り崩しを先延ばしして、少しでも資産寿命を長くするのがいいと。
働くのが苦でない、むしろ暇な時間を持て余すよりは働いていた方がマシという人なら、できるだけ働くのが正解になりますわな。
そこは人による話なので、老後まで働くのは嫌だという人向けの戦略を別途語ってくれたらありがたいのですが。
身近でロールモデルは見つけづらい
気になったのは最後の「身近にいる70代、80代の方の生活を見てみること」という下りです。
他人の生活、特にお金面について聞けるものではありませんから、詳しく知れるのは親くらいなもんでしょう。
仮に親が参考になるとしても、自分たちが年金を貰う時にどういう水準になっているかがわからないのが最大のネックです。
親であっても聞きづらいものですしね。
「毎月貯蓄を取り崩し」ではない
家計調査の平均収支を見ると、高齢無職世帯では「毎月赤字で貯蓄を取り崩している」ように見えてしまいます。
しかしこれは数多くの調査協力者の支出の平均を取ったものであり、調査期間も単身者なら3ヶ月、2人以上世帯なら6ヶ月で取っています。
6ヶ月の間で、「旅行に行った」「大型家電を買い替えた」「家の補修をした」等の月は貯蓄を取り崩して赤字、それ以外の月は黒字であっても、ならすと毎月赤字のように見えます。
毎月赤字だったら旅行に行くなんて到底無理、家電や家が壊れた時困る…ではないことを、自分の親を見ればわかるかもしれません。
親が自分のロールモデルとなるとは限りませんが、毎月の生活費の増減など、老後の生活について想像する参考にはなるでしょう。
