早期リタイア後に妻の異変で大転落
多くの会社員にとって、「FIRE」は一度は抱く憧れではないでしょうか。上司の顔色をうかがう必要もなく、満員電車に揺られることもない。「十分な資産」と「自由な生活」を手に入れた生活——。しかし、現実はそう甘くないようです。どれほど巨額の資産を築いてリタイアしたとしても、FIRE後の緻密な家計シミュレーションを欠いた計画は、当事者を「地獄」へと突き落とすリスクがあります。
資産2億円でFIRE(早期リタイア)したら、その後に妻が脳出血で倒れ、個室の病室に入って保険外のお金がかかり、退院後の介護にもお金がかかって資産が減っていく恐怖に苛まれているというお話です。
いつものように極端な設定だなぁという印象は否めませんが、2億円あったから良かったと考えないのか不思議です。
FIRE界隈における「高額療養費制度があれば医療費は怖くない」は、病気にもよるし配偶者の意向もあるので、独り身限定の話だと思いますねぇ。
「FIRE資金があって良かった」じゃないの?
入院(個室)でお金がかかり、介護でお金だけでなく時間と労力もかかって疲労困憊。子どもなど他に頼る人がいないと孤独になるのも事実でしょう。
夢の悠々自適なFIRE生活は送れず、資産が減っていくのは不安になるのはわかります。
ただ、逆に考えると「FIRE資金があって良かった」じゃないのかな?
貯金よりも今を楽しむ方にお金を使い、定年まで働くつもりだったとしても、妻が倒れて要介護になったら仕事を続けられるとは限りませんから。
ライフプランは大きく変更せざるを得ないにせよ、資産2億円のおかげで愛する妻との時間を持てるなんて素晴らしいことじゃないですか。
お金があればこそのことですよ。
年間10万人が直面する「介護離職」
しかしながら、この話は全くの他人事だと思わない方がいいですね。
親が要介護になり、離職せざるを得なくなる人は年間10万人もいるそうですから。
お金があれば様々な問題・苦労を回避できる可能性はあります。FIREの予定が狂ってしまうのは諦めるしかないですね。
人生、何があるかはわかりません。「早期リタイアしたその日に事故で死ぬ」だって絶対にないことではありませんから。
