「自由な生活」の現実
会社に縛られず、十分な資産を築いて早期退職する「FIRE」。通勤も上司もなく、好きなことをして暮らせる生活は魅力的に映ります。一方、給与収入がなくなれば、資産の減少や将来への不安も自分で引き受けなければなりません。外から見える「自由」と、本人が感じる安心は必ずしも同じではないようです。
かつての「早期リタイア」のイメージは、事業で成功したり高給で働いたりして一財産を築いた人が、引退して悠々自適な生活を送るというものでした。
一部の成功者がたどり着くゴールの一つというイメージですかね。
FIREは、そういった特別な成功を収めなくても可能な早期リタイアの方法で、いわば「節約型早期リタイア」です。
しかしながら、FIREに対してかつての「勝ち組」のゴールとしての悠々自適な生活を思い浮かべる人は少なくないようで。
「働かなくていい生活と何も心配しなくていい生活は別」という感想を持ったのは、FIREとかつての早期リタイアのイメージのギャップでしょうか。
「取り崩す前提」なのか?
ただ一点気になるのは、「資産を運用しながら必要な分だけ取り崩せば生活できる」という計算で早期リタイアしたという話になっていること。
FIREなんだから「(4%以上で)資産を運用すれば取り崩さなくても生活できる」という計算じゃないの?
そりゃ市場の変動で一時的にマイナスになることもあり、不安は尽きないのは当然ですけど。
こちらの記事でも、FIREは「資産を取り崩して生活するというライフプランにそもそも無理がある」などと書かれていて、FIREの想定が変わっているような?
まぁこちらの記事は「切り札は毎月家賃が得られる不動産」だからとセミナーに誘導するための記事ですけれど…
不安から生活様式が変わると
ただ、FIREする前から節約生活をしていて、FIRE(早期リタイア)後も同じ生活で安定しているなら、気にならなかったかもしれません。
FIRE(早期リタイア)後に想定と違う状況になったため、大きく節約へと舵を切った場合は、周りの人(家族)が心配するのもしょうがないかな。
最悪の場合はまた仕事をするなど、その覚悟は持っておいた方がいいですね。
投資はメンタルが試されるものであるように、FIRE(早期リタイア)はさらにプラスしてメンタルが試されます。
