「正社員・結婚・子供・持ち家」だけが幸せ?
今回の相談者である倒木さん(45歳)は、不安障害を抱え、長年安定して働けずにいます。正社員として働き、結婚し、子どもを持ち、家を買うこと以外に幸せを見つけられないと感じ、将来への不安と孤独に苦しんでいます。鴻上尚史さんは、まずペンネームを「樹木さん」に変えましょうと語りかけ、「普通」と思い込んでいる理想の正体を問い直します。
「正社員として働き、結婚し、子どもを持ち、家を買う」は、昭和の時代ならまだ「普通」と言えたかもしれません。
結婚だけなら男性の7割くらいがしているのでまだ普通かもしれませんが、持ち家となると実家が太いなどの条件がないと苦しみそう。
時代は平成を通り過ぎて令和だというのに、それをまだ「普通の幸せ」と考えていると、そりゃ苦しむわけですねぇ…
「理想」とするならまだわかるのですが。
未婚の若者の35.1%が「結婚するつもりはない」
こども家庭庁が15歳から39歳までの約10万人を対象に行った意識調査によると、「結婚するつもりはない」と回答した人は35.1%だったそうです。
対して「いずれは結婚したい」と答えた人は37.5%と、未婚化がさらに進みそうな数字となっています。
30代で結婚している人が半数以上はいるとは言え、結婚する気がない人の割合もかなり増えていて、もはや結婚が普通と言えなくなってきています。
さらに子どもを作って持ち家を買って…なんてハードル高いですね。
「小さな楽しみ」を探そう
この相談に対し、鴻上尚史氏は「『幻想の普通』を捨てて『小さな楽しみ』を探しましょう」とアドバイス。
「正社員・結婚・子供・持ち家」をとっくの昔に諦めた自分としても、このアドバイスには納得です。
他人と同じ幸せでも、他人からどう見えるかも気にせず、自分だけの「小さな楽しみ」を見つけられればいいのですが。
一度追いかけた「幻想の普通」を捨てるのって大変なのかもしれませんね。
