「Society5.0―ともに創造する社会―」
「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」と変遷してきて、その次の「創造社会」(Society 5.0)に移るという話はよくわかるし、言いたいことが間違ってるわけでないけど…
そもそも、経団連は今の「情報社会」に追いついているのかが疑問です。
むしろ日本の「情報社会」の足を引っ張る側にいるのではないかと思うわけです。
どうせ提言をするなら、身近なろころで「印鑑とFAXから卒業!」くらい言ってはどうですかね。
印鑑がなくなれば「お辞儀はんこ」もなくなる
情報社会なのに、紙に印鑑を押さないといけない場面が生産性を落としています。
商法では「署名」と「記名押印(捺印)」が同等の効力を持つことになっているのに「署名」した上に「押印(捺印)」を求める始末。
その押印で印影チェックするならともかく、100円ショップで買った印鑑でもOKのただの形式・飾りだったりします。
挙げ句の果てには斜めに押す「お辞儀はんこ」がマナーになってる銀行があったり…
「農耕社会」「工業社会」の遺物から卒業宣言して、政府に対しては公的な申請・届け出でもできるだけ不要にするように求めるべきでしょう。
FAXは「情報社会」より前の技術
FAXは「情報社会」のモノのように思いますが、1960年代には今のFAXの最初の規格が制定されているので「工業社会」のモノです。
未だにFAXに依存して仕事をしているのでは、「情報社会」に入れてないということ。
これは経団連が音頭を取って、少なくとも企業間のやりとりでのFAX使用をやめるように言えば変わるとおもいます。
大手の会社(=発注側)がFAXが使わなくなれば、下請けもわざわざ使うことがなくなります。
顧客向けにはすぐに無くせないにしても、会社間だけでもなくせるはずです。
外国人を入れるなら経営層に、経団連も外国人経営者で
経団連が求めた外国人労働者の新在留資格が現在国会審議中ですが、本当に入れるべき外国人は大企業の経営者であると私はずっと言い続けてきました。
「経営者に外国人の起用を!」という提言も出して欲しいですね。
いっそ経団連もその外国人経営者で運営した方が、ずっとよくなるかもしれません。