大阪城のたこ焼き店が1億3千万円の脱税容疑で告発
脱税容疑の対象となっているのは2014年から2016年で、3年間の店の売り上げは5億円以上。課税所得は約3億3千万円で、約1億3千万円の所得税を脱税。
これだけの利益が出るなら法人化しておけば良かったのに…などと思ってしまいますし、そもそも申告してないってどういうことなのかって話ですが。
所得税の追徴課税が1億5千万円と書いてありますが、当然それだけで済まないはずです。
まず、住民税がかかりますね。そしてこの売上なら消費税課税事業者に当たります。
消費税は「売上×みなし仕入率×税率(8%)」になると思いますが、仮にみなし仕入率を50%としてもざっと2000万円ですかね。
全て合わせて2億円くらい支払うことになるのかも。
従業員の給与から源泉徴収した所得税はどうしていた?
もう一つ気になるのは、どうみても一人では切り盛りできない規模の売店なので、従業員を雇っていると思われます。
その場合は「給与支払事務所等の開設の届出」を税務署へ提出し、従業員の給与からは所得税を源泉徴収して税務署に納めなければなりません。
それをしておらず、何も知らない従業員が自分で確定申告していなければ、従業員も税金を納めていない状態だったということ。
しかも3年なんてレベルじゃなく、何十年も前からってことになりますね。
まぁ今回の所得税脱税(無申告)もずっと前からやっていた可能性が高く、税務署は今まで何をしとったんや!と言いたくなる話なんですが。
70歳にして毎年1億円の所得とは…
外国人観光客が増えたとは言え、70歳にして毎年1億円の所得(課税所得)を得て、税金を納めず貯金をしていたということになります。
70歳を過ぎてそんなに蓄財して、一体どうするつもりだったんだろう…