共感されにくい人たち
どんな人でも共感できることもあれば、できないこともあります。それはそれまで経験してきたことで違ってくるものです。
さらに世の中には「他者に冷淡で共感しない」性格を持つ、いわゆるサイコパス(精神病質)なタイプの人もいます。
ですから、「共感は万能薬では決してない」という問題提起は正しいと思いますし、共感されにくい人は確実に存在します。
鬱や依存症は病気でも「甘え」と言われる
最近は認識が変わりつつありますが、鬱や依存症は「甘え」などと言われて共感されにくい病気です。
ブラック企業で仕事を辞められない人に対して「辞めればいい」などと言うのも共感されにくいからでしょう。
どちらも、当事者になった経験がないとわかりにくいですからね。
10月18日放送の『ねほりんぱほりん』でこれまで1億円を使った買い物依存症の女性が登場していましたが、これは私も共感しませんでした。
父親が死んで転がり込んだ遺産6000万円をすぐに使ってしまうとか、ブランド物を持つ承認欲求に求めるようになったきっかけが、父親によって高校に裏口入学したことだとか、ただの金持ちじゃなくズルい金持ち一家だったので。
私もネット依存症の気があるので依存症で苦しむ人には共感する部分があるんですけど、これではね…
私も共感されにくい人間かもしれない
そういう私も「働いていない」ことで、働いてない人からは共感されにくいかもしれません。
もしもこの先、なんらかのことで貯金を全て失ったら「ギャンブルに失敗して全てを無くした60歳の黒人男性」と同じように「無謀なセミリタイアで失敗した全てを無くした無職の男性」扱いで共感されないでしょうね。
そうなった時に権利を主張するのか、どうするのかはわかりません。ただ今は放っておいてくれという気持ちです。