他人と比べてばかりいると不幸になる
『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』の著者・ロバート・ウォールディンガー教授へのインタビュー記事(の後半)です。
自分と他人の人生を比べて「普通か」「幸せか」を気にすると不幸になりやすい。特にSNSがそれを助長していると。
日本の場合はこの「普通」を「平均」に置き換えるとよりしっくりくるかもしれません。
「普通」とか「平均」を気にするのは、いわゆる「世間体」からでしょうけどね。
そして「他人の目を気にすることに時間を費やさなければよかった」と後悔する80代の人が多かったと。
人間関係が最も重要とは言うけれど…
ロバート・ウォールディンガー教授は、孤独が社会に与える影響を重くみていて、幸せになりたいなら人間関係に投資するのが良い、と言っています。
もちろん友人が多ければ多いほどいい、という話ではなく、その人にあった適切な人間関係が必要だということ。
これに関してはその通りだと思う反面、その人間関係の維持のために、その友人の輪の中での「普通」を気にする必要が出てしまいます。
「世間体」というのは、自分の周辺の人間関係におけるものがその中心であり、赤の他人の目よりも友人の目の方が気になるものですし。
そういうのを気にしなくていい人間関係であれば最高ですが、人付き合いをする上でそうもいかない場面は多いですからね。
人間関係への投資は必要だが…
人間関係への投資は重要だけれども、その投資先を間違えたらマイナスなのではないかと思います。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」という言葉の通り、最大の悩みの元でもありますから。
他人と比べず、「自分は自分」という心構えで生きていける人なら大丈夫なんでしょうけどね。