50歳代のおひとりさまの4割弱が「貯金なし」
貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。
自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなります。
「同年代の貯蓄額」という意味では、おひとりさまの貯蓄額は4割弱が「金融資産非保有」となっており、中央値は80万円という結果です。
これを目安に目標を立てるのはどうかと思いますし、「みんな持ってない」と安心するのも、たくさん持ってる人を見て不安に駆られるのもよくない。
参考にするのはいいけど、自分が求める生活にあてはめないと意味がありません。
おひとりさまは手取り収入の何割を貯蓄に回している?
記事では「50歳代・ひとり以上世帯の手取りからの貯蓄割合」をまとめています。
年代によって違いがありますが、40歳代・50歳代は「貯蓄しなかった」が約35%という結果になっています。
実際に貯蓄している人では、「10〜15%未満」が各年代で多くなっていて、その次が「20〜25%未満」ですね。その間の「15〜20%未満」が少ないのが面白い。
「10〜15%未満」が普通に貯蓄する勢、「20〜25%未満」が積極的に貯蓄する勢かな。「35%以上」がガチ勢かと。
貯蓄する人・しない人で両極端というよりも、段階的に分かれているようですね。
平均値ではなく自分に合った行動を
平均値で考えるよりも、自分に合っているのがどのレベルなのかを考えて行動するのがいいのではないでしょうか。
それは収入にもよりますし、ライフスタイルにもよります。
おひとりさまは「結婚も育児もしなければその分を貯蓄できる」と捉えることも可能ですが、その分を「今の自分のために使って楽しく生きたい」と考える人もいるでしょう。
そもそもお金の管理ができない・苦手という人も一定数いると思いますが…