「初心者は少額から始めるべき」
投資の入門書などでは、資金的に余裕がない人や投資初心者は「少額から始めよう」などと書かれている。たしかにこれまで投資をやったことがないのだから、損失を出すのが怖いだろうし、そもそも元手があまりなければ、少額から始めたいと思うのももっともだろう。だが、はたしてそれは正解なのか。
「初心者は少額から投資を始めよう」は誰もが疑わないセオリーかと思っていましたが、敢えてそれを疑う記事です。
今は投資信託が豊富かつ低い手数料で買えたりポイントで投資ができたりするので、少額投資やりやすい環境が整っていてとてもいい。
最初は少額で成功も失敗も経験しておくといいという意味のセオリーなので当然だと思うわけですが…
破滅への扉を開くようなもの?
少額での成功・失敗を良い経験としてプラスにできればいいですが、必ずしもそうではないと。
確かに少額での失敗は少額であるがゆえに教訓として心に残りにくいだろうし、逆に成功したら「投資なんて簡単」と思い込んじゃいそう。
経験をプラスにできる人とできない人で大きく分かれ、できない人にとっては「破滅への扉」になりかねないと。
レバナスのいい時に投資して成功体験をして、「もっといける」と感じて学資保険を解約してレバナスに追加投資した人みたいな?
経験がマイナスに働く人は、少額からの投資はやめておいた方がいいんでしょうね。
iDeco・NISAが一番安心か
ただ「300万~500万円用意して100万円前後でスタート」では、投資のスタートまでかなり時間がかかります。
20代では始められず、30代か下手をすれば40代がスタートになりかねません。
少額ですぐに利益確定・損切りすると勘違いしやすいとするならば、iDecoや積み立てNISAで利益確定・損切りせずに持ち続けつつ、その中で評価額の増減を眺めているくらいがいいのではないかと。
とにかく、ビギナーズラックや少額投資で勘違いしないことが肝心だと思います。