「GWは自宅で過ごす派」の事情
明治安田生命保険相互会社の「家計」に関するアンケート調査によると、2024年のゴールデンウィーク(以下、GW)の過ごし方は、「自宅で過ごす」が約半数となる46.8%でトップ。昨年より5.2ポイントも上昇した。今年のGWは最大10連休だが、出かけない人も多いことがうかがえる。折しも急速に円安が進行しており、海外旅行を避ける人がいるのは理解できるが、国内旅行にも行かないのはなぜか。今年のGWは「自宅派」という人たちに、それぞれの事情を聞いた。
明治安田生命が行った「家計に関するアンケート調査(pdf)」によると、GWを「自宅で過ごす」と回答した人は46.8%。
海外旅行が昨年の1.2%から0.7%へと減少しているのは円安の影響だろうと思いますが、国内旅行も13.7%から12.1%へと減少し、巣ごもり志向が強まっているようです。
一方、「世帯収入が増えた」と回答した20~50代の人は、国内旅行が20.1%、自宅で過ごすが29.4%とのことで、自宅で過ごす派が増えているのは物価高の影響(賃上げが追いついてない)でしょう。
そもそもGWはどこも混雑
そもそもGWは混雑する上に、外国人観光客の多い場所では「観光公害」が発生していたり。
わざわざ疲れに行くなら自宅でのんびりがいいと考えますよねぇ。
コロナ禍では「自宅で如何に楽しく過ごすか?」を問われ、それを身に着いた人にとっては「自宅でのんびり」も悪くない選択肢になったのかも。
「GWだから旅行とかお出かけしなければ」という風潮に、今までは流され過ぎていたと気付いた人も多いのではないかな。
働き方改革の先にバカンスはあるか?
政府は働き方改革を進めており、有給を消化しやすい環境を作ろうとしています。
その先に、欧州のような「長期バカンス休暇」を取りやすくなり、皆がそれぞれ好きなタイミングで休んで旅行するような環境ができればいいですが。
友達・恋人・家族と同じタイミングで取れないと…という人が多いので、日本でそれをうまく使える人は少ないかもしれませんね。
それよりも円安とインフレで、「遊びにいく金がない」へと進んでいくだけかもしれません。