最後の長者番付1位の投資家が著書に込めた投資術
タワー投資顧問の元運用部長で、最後の長者番付(2005年)の納税額1位だった清原達郎氏のインタビュー記事です。
記事にあるように2017年に喉頭がんの手術で喋れなくなったそうですが、5年以上経過した現在も健在なのはよいことですね。
先日、「お金のプロほどがんになりやすいのか」と書きましたが、またそういう事例を目にしてしまうとたまたまとも思えなくなります。
清原達郎氏は1959年生まれだそうですから、2017年時点では58歳ですからねぇ。
2017年は日本株に弱気だったが…
2017年のインタビューでは「日本株の相場は終わりつつあり、長期的な、半永久的な弱気相場入りする可能性が高い」と日本株に対して弱気コメントを残しています。
しかし今回のインタビューでは、中国からのシフトなど外的な要因もあり、日本株に対してポジティブですね。
「日本の低金利は今後20年ぐらいは続く」という見方をしており、日銀が金利を上げられる状況にはならない、インフレ率も低いままという認識なのでしょうか。
さらに新NISAは投資のチャンスであり、日銀も政府も相場を冷やしたくないとの思惑で動きそうだと。
「もう一回だけバブルになってから終わってくれ」
弱気だった2017年は「どうせ相場が終わるならもう一回だけバブルになってから終わってくれと祈るばかり」と締めています。
この2017年の通りであれば、今がその「相場が終わる前のバブル」のような気がします。
仮に相場が暴落しても「安く買える。ラッキー!」というメンタルでいるべきと言ってますが、素人にはそれが難しい。
バブル前から投資に関わり、様々な経験をしながら結果を出してきた方だけに、見習いたいところではありますが…