「貧困妄想は他人事ではない」
4月23日、私も出演した『ABEMA Prime』(ABEMA TV)で「貧困妄想」というテーマが取り上げられました。それなりにお金を持っているのに、「自分は貧困だ」「お金がない」と思い込み、お金を使うことに極端な不安や恐怖を抱く症状のことです。うつ病の症状のひとつとされています。
番組はこちらで無料で観られました。
うつ病で休職し、疾病手当金を受給中だから「お金減るのが怖い」になってるのかというと、そういうレベルではない症状になっているようで。
番組に登場された方の症状が、今の状態が貧困だと思ってしまっているのか、将来貧困に陥るかも、という恐怖からなのかはよくわかりませんでしたが。
1日3食シリアル食べる生活ではうつ病の改善も進まないでしょうから、悪循環でしょうねぇ…
「貧困妄想」は決して他人事ではない
中川淳一郎氏は「他人事とは思えません」と言ってますが、これは同感です。
今も「貧困妄想」かその手前のような生活ですし、インフレなどで将来への不安はどんどん増しています。
もしもうつ病になった時に、お金に対する不安が強迫症状になってしまう可能性はありますから。
もちろん、今まで全く倹約家・ケチではなかった人が、うつ病によって「貧困妄想」になってしまう可能性も否定しきれません。
そもそもうつ病にならないことが一番なんですが、そのためには健康的な生活が一番必要とのこと。
食事や運動が大切なので、そこはお金をケチりすぎないのがいいでしょうね。
倹約家・ケチ=貧困妄想ではない
ただ間違ってはいけないのは、倹約家やケチな人は必ずしも「貧困妄想」ではないということ。
行き過ぎた潔癖症も強迫性障害になりますが、きれい好きな人が必ずしも(強迫性障害レベルの)潔癖症ではないのと同じです。
逆に言うと、「貧困妄想」(強迫症状)はただのケチと捉えられて、病気の症状とは思われず、理解されにくいかもしれません。
元々倹約家だった人がうつ病になり、それが引き金で「貧困妄想」からドケチになったとしても周りからは気づかれにくいという意味になりますが…