無駄な出費を削ればお金は貯まるけど…
無駄な出費、例えば「無駄なカフェラテ代 370円」を削れば毎月1万円以上節約できて、それを全て積み立てて40年続ければ貯金1000万円も夢じゃない、と。
カフェラテを飲んではいけないのではなく、「コスパの悪い支出」を減らしましょうということは全くもってその通りだと思います。
じゃぁ何が無駄で何が無駄じゃないのか?
一方、無駄でないものは削る必要なし、としています。
逆に、仕事の生産性を高める一杯のコーヒー、仕事帰りの楽しみの読書代、毎日楽しんでいる「動画見放題」契約などは、まったくムダではありません。それどころか、リフレッシュや人生の張り合いになっているわけですから、削る必要はないのです。
それ言っちゃうと、「無駄じゃないからいいんだ」で終わってしまうんじゃないかなぁ。
物を捨てられない人が、他人からゴミと指摘されても「必要なもの」と言って捨てないようなものです。
太っている人のいう「そんなに食べていないのに太る」は、自分ではそう思っているだけで、他の人から見ればかなり食べていたり。
人間にはどうしても「認知の歪み」があるので、「無駄なものを削りましょう」と言うだけのアドバイスは抽象的すぎて残念という他ありません。
コスパの悪い支出をコスパの良い支出に置き換える
「コスパの悪い支出」が問題なわけですから、それを削るのではなく「コスパの良い支出」に置き換える方が、削ってストレスを貯めるよりはずっといいです。
ラテの例であれば、スターバックスのラテからドトールのラテに置き換えるとか、コンビニのラテに置き換えるとかですね。(量は減りますが)
昼食を外食から弁当にする、自動販売機で買っている飲料を持参する水筒に変えるといった手段もよく知られています。
今どき金額的に大きいのは、キャリから格安SIMに切り替えることですね。
コスパは上がりますが、手間が増えるのと見栄が張れないのがマイナスポイントです。
そういう意味では、「コスパの悪い支出を選択させる見栄」を削るべきなのかもしれません。